本日、ついに動脈管開存症(PDA)のカテーテル治療日がやってきました。
前日、付き添い中のヒロトママより、動脈管の太さによっては心臓カテーテル検査後にカテーテル治療に入ることがが出来ず、数ヶ月以内に開胸手術になる可能性もあるとの情報があり、少し不安になっていました。
当日、朝9:30に心臓カテーテル室に入り、全身麻酔をするところまで付き添うことが許されていましたが、当の本人であるヒロトは経験したことが無い人数に囲まれ、自身が注目を浴びていることを察したのか、超ご機嫌で少し興奮しているようにも見受けれました。
そのためか、麻酔をかけ始められても、「僕は、まだ起きていたい!」と言わんばかりに眠気に抵抗している姿を隅で見ていると自然にヒロトパパ自身の目に涙が浮かんできました。
私自身、このような空間に居合わせたことも過去にないため、医療ドラマぐらいでしかイメージを持っていませんでしたが、これから戦いに臨む我が子が麻酔にかけられる姿を見ることは、なぜか記事を書いている今振り返っても涙を浮かべてしまいます。
麻酔が効き始め、ヒロトの意識が無くなったところで、私たち夫婦は心臓カテーテル室を退出し、その後、約2時間のカテーテル治療を終えたヒロトが病室に戻ってきました。
その後、IC(※)室にて、無事にカテーテル治療(閉鎖栓治療)を終えた報告と、治療結果の詳細についてご説明いただきました。知識不足のヒロトパパが気になった質問に対しても、多忙の中、不安を残すことなく一つずつ丁寧に解説してくださりました。
※IC(Informed Consent);不適当な誘導をすることなく、医師が患者が理解できる言葉等で説明し、患者が自らの意思で同意すること。
今後、数ヶ月は経過観察が続くようですが、まずは1ヶ月程度、激しい運動は避け安静に過ごす必要があるとのことでした。
最後に、表情には出さずとも苦しかったと思われるヒロトを最善の形で治療いただいた医師をはじめ看護師、医療関係者の皆様には感謝の思いでいっぱいです。
自身を含め世の大半は、お世話になって暫くはそのような感謝の気持ちが続きますが、通常の生活を取り戻すにつれ、このような記憶が薄れてしまうものだと思います。
ただ、今日の記憶、記事を振り返った際に、携わっていただいた医療関係者の方々の支えがあったからこそ、先にあるヒロトの人生が形成されているということを心に刻むためにも、本日ヒロトパパ自身が感じた思いをここに記しておきたいと思います。